About the Firm
NPO法人マザーハウスは,お陰様で平成25年の発足から約3年間,元受刑者の社会復帰支援のため,幅広く活動してきました。
当法人における様々な活動を通して,受刑者及び元受刑者(以下「受刑者ら」といいます。)の改善更生のためには,受刑者らが抱えている多種多様な法的問題をひとつひとつ解決していく必要性があることを強く感じています。そこで,「マザーハウス支援弁護団」(以下「当弁護団」といいます。)を結成し,法的観点から当法人の活動をサポートして頂ける弁護士の皆様のお力をお借りできないかと考えています。
当弁護団では,受刑者らより寄せられた社会復帰に向けた様々な問題に関する相談に対し,解決のための書面アドバイスや書類等の作成のバックアップをすることを主な活動内容とします。当法人が関わりを持っている受刑者らは,全国に散らばっているため,当法人が所在しております東京のみならず,全国の弁護士の皆様にご加入いただきたいと思います。
また,当弁護団の活動方法については,メーリングリスト等を活用し,相談毎に応じて,活動して頂ける方を募り,バックアップをお願いしたいと考えております。これに際して,当法人と受刑者らとの間で金銭の授受などが行われることはございません。
皆様のサポートが,多くの受刑者らの改善更生に資することとなります。ご連絡を心よりお待ち申し上げております。
Firm Partners
弁護士 石塚伸一
第二東京弁護士会所属
龍谷大学大学院法務研究科教授(専門 刑事法学)龍谷大学矯正・保護研究センター副センター長 同処遇・政策部門長
中央大学大学院博士課程後期法学研究科刑事法専攻退学。法学修士(中央大学)、法学博士(九州大学)


弁護士 新倉修
東京弁護士会所属
弁護士 橋爪愛来
第二東京弁護士会所属
事務局
首都大学東京大学院社会科学研究科法曹養成専攻修了。

NPO法人マザーハウス理事長 五十嵐弘志

事例紹介
事例1:受刑者の年金受け取り口座開設
某刑務所に受刑中のAさんと文通をしているボランティアの方から次のようなご相談がありました。
(※マザーハウス・ラブレタープロジェクトについては,マザーハウスのHPをご参照ください)。
「現在,文通をしている受刑者の方から,『本当は年金を受け取れるはずであるが,銀行口座を持っていないため,受け取ることができない。どうにかして受け取ることができないか。』とのご相談をいただきました。どうすればよいでしょうか。」
早速,マザーハウス支援弁護団所属のB弁護士に連絡を取り,Aさんと接見を行ってもらいました。
その結果,B弁護士の活躍により,Aさんは無事銀行口座を開設し,年金を受け取ることができるようになりました。
事例2:受刑中の遺産分割協議
某刑務所に受刑中のCさんからマザーハウス宛に次のような手紙が届きました。
「自分は現在受刑中の身であるが,親が亡くなり,相続人となった。
共同相続人である兄弟が代理人として弁護士を立て,自分に相続放棄をするよう要求してきている。
自分にも遺産を受け取る権利があるのであれば,相続放棄をするのではなく,きちんと遺産分割協議をしたい。弁護士を頼めないか。」
早速,マザーハウス支援弁護団がD弁護士に連絡を取り,Cさんと接見を行ってもらいました。
その結果,D弁護士がCさんの代理人として活動することになり,現在,Cさんは無事遺産分割協議を行うことができています。
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東京都墨田区菊川1丁目16−17 102
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マザーハウス支援弁護団事務局 橋爪宛